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2007年 10月 23日
最終日 live in TORONTO @ Horseshoe
昨日Torontoに着いた時、かなり暖かかったので、もしやと思ったがやっぱり今日は雨だった。朝から結構普通に降っている。夕方まで時間があるので山のようにある写真の現像にでも行こうかと思っていたがここからだと結構歩かなくてはならないので、もうあきらめた。海外に来て現像して帰らないなんて今回がはじめてだ。(いつから日本のプリントサービスは白い枠線をつけてくれなくなったのか?!?!)

お昼はみんなで最後のchinatown「餃子楼」。いったいズボンズ何度ここに来てるんでしょうか。
カナダに着いたと思えば、餃子楼、カナダから帰ると思えば、餃子楼。ここのギヨザはほんと美味しいです。よく1人できままにギヨザをのんびり食べてる人がいて、なかなかあこがれます。
雨が小降りになったので、画材屋にいってファイバーカステルのマーカーを探すが、ない。ショック。日本では扱ってないのでぜったい買って帰ろうと何ヶ月も前から思ってたのに。嗚呼。かわりに、蛍光ピンクのシルクスクリーン用インクを買う。安い。シルクスクリーンセットを買おうかどうしようか迷うが、やめる。スーパーでパッケージがかわいいベーキングパウダーをゲット。
セキがひどい。

18時すぎに本日のvenue、Horseshoeへ。
単なるいつもの日常のように感じてしまうが、今日でこのツアーのライブは終わりなのだ。終わり?!
ここの客席はとても広い。古いがきちんと綺麗にしてあって好感触なすてきなvenue。
オーナーのCraigがとても気に入ってくれていて最後の最後にこの大きなハコに出してくれることになった。しかもFREE SHOW。ちょっとドキドキ。本日のキーボード「スツール」はアンティークないい具合で大満足だし。リハしたところサウンドシステムもいい感じ。
ズボンズとしては本日のテーマはCircleXだ。fanの方からのリクエストもあり、ハコの雰囲気にもそういったdeepさが合っている。リハ後ホテルの部屋でキム&ムーさまが買ってきてくれたスウィ〜ツをコヒーとともにいただきながら、みんなでシュミレーション。
10時にふたたび会場に着くと、OshawaからプロモーターのAlたちが来ていてハグハグ!先週も来てくれてたなあ〜。Alはなんだか親戚のおじさんみたい。顔をみると安心する人の1人だ。
対バンのThe Disraelisの演奏をみる。3ピースでルックスもバッチシ、Spaceman3的なサイケで好きな感じだ。(Vo&Bassのキャメロンはこのツアーではなにかと色んなところでふらりと現れていた気がする‥先週崩れたキーボードスタンドを直してくれた内の1人でもあり‥モントリオールにも来てたし。ルックスの良さに対して、なんだかすっとぼけたとこがあって、ひそかに笑える人だ。。)

本番直前、
一同楽屋でミフネからゲキレンジャーの正しいポーズの指導を受けつつ、
今日はとにかくやる、とみんなで決めてステージへ。
サウスセントラルロックからつっぱしる(途中トーキンバウトアメリカ)。
Way IN Way OUTからついにCircle Xヘ。ううう、これだ!
Stinky Boogie、DolfでDONもDrumに加わり。
(細かいことは今後の課題として置いといて)とにかくむちゃくちゃ集中した気がする。
やり切ることに、集中した。
短かめにアンコールなしと言われていたが、お客さんのコールでアンコールを演奏。
沢山のひとの笑顔が見えた。

Torontoでは知っている顔がたくさんやってくる。
Jamie&Shawnもハミルトンからやってきた。(ライターでもあるShawnは今回のツアーで見たライブは全て"Smashing Mag"に記事を書くと言っていたので、是非チョキラーしてください。)
前々回のツアーで危機を共にしたMorganは3回全て見に来ていた。彼は先週のトラブルだらけの(演奏する側にとって)酷いライブの翌日、落ち込んでたバンドにメールをくれた。「君たちは自分で自分たちにそんなに厳しくしちゃいけない。機材のトラブルはそりゃひどかったけど、それにもかかわらず君たちの演奏はほんっとうにamazingだった!あのひどい困難さの中からですら君たちはROCK'N'ROLLを生み出していたんだ。(ここに他のトロントのファンの人々の声をいくつか引用)‥‥ほら、このとおりトロントはみんなzoobombsが大好きなんだ。‥‥時間があったらコーヒーでも飲みに行こうよ!」
これには泣けました。でも実際、トラブルがあっても楽しんでしまう空気がそこにはあったなあ。"That's Rock'n'Roll!" みたいなさ。そういうのはほんとに救われます。(MorganのバンドObviously Five Believersは私好みのかっこよさである。)
他にも、いつもヘルプしてくれるAction MakesのClint(ミフネの相手してくれました)とStote(物販みてくれました!
)や、前回対バンしたkey witnessのシンノスケやら、Sliver dollarのTimとBlad(Vladとは別人)やら、毎回みるシド&ナンシー的なカップルやら、ハミルトンにも見に来たIanやら、名前はわからないけとなんか知ってるよな〜みたいな顔がたくさんです。
私は会わなかったけど、DONは99年(!!)から毎回欠かさず見に来ているという3人組に会ったそう。そして「毎回見ているけれど、いつもその時が一番最高なんだ。今日も今までで一番最高だった! いったいどうしてどんどん最高になっていくんだ?WHY?」と聞かれたらしい。うれしいが、私だったら答えにつまる瞬間。(←バンドメンバー失格)

物販もとにかく売り切ったし(ライブ盤「Bear's Banquet」new クマクTシャツ、その他。)、最終日として言う事なしです。
はじめて、みんなでビールで乾杯した。
今回キムはもちろん初めてのツアーだったし、かといってバンドからの注文も尋常ではない中、その外人受けするキャラを生かして(??)たくさん頑張ってくれました。
とくにDanの相手というか‥‥‥
そのDanは今回ちょっとダメっぷりが目立って、何度か「もしこんな人がお父さんだったら街で会っても絶対無視する」的な出来事もあったけど、やっぱりDanほどRockを解っていてズボンズ、特にDonと共感できる人間はそうそう世界にいないんじゃないかという、そういうゆるぎなさは、ある。
MoostopもDanをカバーすると共に、新人キムの育成(?!)とあって、なんだかいつもより増してりりしかったです。ムーさま!!!


海外でツアーする、って大変なことも多いけど、それでもやっぱりいいなと思えるのは、やっている音楽がまるでスポンジに吸い込まれる水のように、物凄く自然にありのまま受けとめてもらえるのを、肌で感じられるからだと思う。誰もが子供の頃から当たり前のようにrockを聴いているという文化。それってすごい。それは心地よい。
by bomb-bar | 2007-10-23 00:41 | matta


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